2006年07月

2006年07月27日

耐火耐水金庫

自宅で「耐火耐水金庫」なるものを買いました。
防犯金庫ではないので、手で持てる重さなのですが、結構重くて頑丈です。
近々使おうと、しばらく居間に置いておいて、さあ、使おうとレバーを動かしましたが、蓋が開きません。よく見ると鍵が閉まっています。
「ありゃ?」
人間とは不思議なもので、だめと分かっていても何回かはトライします。
でも結局ダメ・・・(当たり前)

「これは誰かが閉めたな」と思い、
「おーい。金庫閉めたのだれだ?」と家族4人に問いかけてみました。
すると・・・。
小学3年生の末娘が「わたしがやりました」と手を挙げました。
「そーか・・・。で、鍵はどうした?」
「中」
「はぁ?」
「なかっ!」
「どこのなか?」
「その箱(金庫)のなかっ!!!」
「・・・(ってそんなのあり?)」
「中に入れてバチンと閉めたの」
「閉まったの?」
「しまったの」
「うそだろ?」
「ほんと」
・・・もはや上手に会話になりません。

どうやら、自動車のドアと同じ仕掛けのようです。
・・・そんな作りではこまります。

幸い、まだ本格的に使い始めてないし、
中に入っているのは、鍵だけだという末娘の証言がありますので、
大事には至りませんが、一応ネットで販売元を調べてみたら、
海外の業者なので、とりあえず内山はあきらめました。

あきらめないのは娘のほうです。
「証拠に写真とか撮ってさぁ、お父さんのものだって証明してさぁ、鍵送ってもらえば?」
「あのね。写真じゃ証明できないんだけど。」
「じゃあさぁ、持って行ってくれば?」
「そんなことができたら泥棒が得できちゃうでしょ?」
「だって中はいってないんだからさぁ。」
「だってアメリカなんだけど・・・」
「お父さん英語ダメ?」
「・・・そういう問題じゃないんだけど・・・。」

・・・・もういいです、この幸福なやりとりだけでお父さんはOKです。
しっかし、納得いかないなぁ・・・。

結局、もう一つ買うことにしました。
耐火金庫だし、鍵は皆同じかもしれない。
開いたら、自宅と会社で使うことに致しましょう・・・・。
トホホ・・・。

2006年07月13日

わらしべ長者

わらしべ長者を実現した人がいます。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0607/10/news055.html

http://www.oneredpaperclip.blogspot.com/

1年間でクリップを家に変えてしまった人です。

何でこんなことが可能なのか?

人間が実はニーズによってのみ動くことの証明のような気がします。

ご存じのように物の価値は「お金」で定められることが多いのですが、お金を間に入れると実現しないことが物々交換の場合、実現することがあります。
また、お金を間に入れると物を直接比較することができないために、本質を見失うこともあります。

主婦A「広告みたらさ、Aスーパーのネギ、Bスーパーより20円も高いのよ」
主婦B「そうぉ?じゃあ、ちょっと遠いけどBスーパーで買おう」

普通の主婦の会話です。
一見正しい判断のような気がしますが、実はネギ同士を比較しないと判断できません。実際に手にとって比べてみたらBスーパーのネギはもう50円安くても買わない代物かもしれないのです。

では、以下の例はどうでしょう。

ある雪の降る寒い冬の日・・・
デパートで、Aさん、Bさんがエレベーターに乗っています。
Aさんは非常食用の水をペットボトルを20本買い込みました。のべで2000円分です。
Bさんは羽毛布団を2枚買いました。のべで10万円です。
二人とも車で来たので薄着です。
エレベーターの扉が閉まり、動き出したとき、大地震が発生しました。
どうやら、建物自体が壊滅状態のようで二人は閉じこめられてしまいました。
Aさんの頭の中「何とか助けがこないかなあ。幸い水はあるぞ。」
Bさんの頭の中「何とか助けがこないかなあ。幸い布団で暖はとれるぞ。」

5時間がたち、6時間がたちました。
助けはきそうにありません。
会話のみで助け合ってきた二人の身に異変が起き始めました。

寒くてこごえそうなAさん・・・。
のどが渇いてしかたないBさん・・・。

さらに、いずれにしても数時間後に死んでしまうのではないかという恐怖が二人を襲います。

さて、二人はどうするでしょう?
答えは簡単ですね。

二人が協力しあう場合とそうでない場合があるとは思いますが、協力し合うとした場合・・・。

この状況では札束は何の役にもたちません。
水半分と布団一枚を交換してお互いの弱いところを埋め合わせて生き残ろうとするでしょう。いや、そうしなければ一人は凍え死んで、一人は餓死してしまいます。

これが人間の究極のニーズです。
1000円の水と5万円の布団が同じ価値を持ちます。
結果的に2〜3日後、二人が助かったとき、Aさんの水がなければ死んでいたかもしれないのにBさんが「差額の4万9千円払え」というでしょうか?また、二人して死ぬかもしれないときに「布団は渡せないけど水1本1万円で売ってくれ」というでしょうか?

このお話は極端ですが、人間は、多かれ少なかれ、この基準で動いていることは間違いないと思います。

だから、わらしべ長者が実在するのです。
彼は、ネットで物々交換を呼びかけたのですが、今回の場合は、「彼をわらしべ長者にしたい」という野次馬根性も手伝ったといえるでしょう。

お見事でした。

それにしても、童話とか昔話とかってじっくり読むと下手な啓発書や経営書を読むより役立つことが多かったりするんですよね。
The writer
Profile
マインドマップインストラクター(これまでに15,000人超に講座を実施)、有限会社ストリートランプ代表取締役、元株式会社ブザン・ワールドワイド・ジャパン取締役、元一般社団法人ブザン教育協会理事、教育ITコンサルタント、リテラシー教育、元高校教師、柔道5段、スキー1級、シスアド、読書、作詞、作曲、MIDI、黒澤明、クリントイーストウッド、教師だった経験を生かし、東京秋葉原を拠点にセミナー、セッション、講演、コンサル、開発、執筆活動中。
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