2005年11月25日

拾い読み

最近、身につけたいことが山のようにあり、短い時間の読書でより多くの情報が得られないものだろうかと考えています。「本は1冊ずつ時間をかけて読むもの。それの方が頭にも入る」・・・というモットーで、若い頃は読書をしていましたが、最近、「それは違う」ことに気がついてきました。

読書は、短時間で拾い読みをした方が圧倒的に記憶に残ります。

(もちろん、学術書や経営書、ビジネス書の類です。ゆっくり読んで楽しむ小説などはこの範疇に入りません。)

何故なのか?

少なくとも内山の場合、「長時間精読」をするときは、その本から吸収しようとする熱意が弱いことが多いのです。つまり、「よさそうな本だから、何かを教えてもらおう」という姿勢なのですね。これは、予習をしないで授業に臨む生徒に似ています。だから、そのときは「なるほどー」とか思っても、数日たつと中身を忘れています。
かたや、「拾い読み」はというと、実は、これを一定時間続けるのが結構難しい。自分の知りたいこと、質問したいことを明確にしないとなかなかできません。つまり、質問を定めながら答えを拾うので、気が付くと、本全体のあらすじと、自分にとって最も重要な点を脳裏に刻み込んでいたりします。
これを応用して、本屋に入る前から質問を決めておいたりすると、選ぶ本も自ずから決まってくるので、時間の無駄もありません。それどころか、立ち読みで満足してしまうことも多々あります。オフィスや自宅でゆっくり本を開くよりも、本屋で「よし、本を選ぶぞ」という意気込みの方が、拾い読みもしやすいアクティブな精神状態なので、(さらに短時間で)「読んでしまえ」ということになるわけです。(本屋さん、ごめんなさい。)
また、同じ類の本を数冊同時に行うと、さらに効果が増します。(これが結構楽しい。)
つまり、筆者にイニシアチブを取ってもらうのではなく、自分が主体で読書ができるということだと思います。他にも、いろいろと試してみてはいますが、やはり「おもしろくなければ駄目」ということなのでしょう。

・・・と、偉そうに語っている内山ですが、もともと、たいしたことのないキャパなので、頭がフリーズしてしまうことも多々あります。
ちなみに、今日は、本屋と通販で同じ本を購入してしまいました・・・。
(「買うつもり」と思っていた本が実は「買ってありました」。)
何をやってんだか?

本日もおつきあい下さいましてありがとうございます。
よろしければ、ランキングにご協力下さい。
人気blogランキングへ
arsene_u at 21:00│Comments(0)TrackBack(0)

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
The writer

内山雅人

Profile
TonyBuzan公認マインドマップインストラクター(これまでに40,000人超の方々に講座を実施)、一般社団法人学びコミュニケーション協会代表理事、有限会社ストリートランプ代表、一般社団法人ZERO理事、帝京科学大学非常勤講師、一般社団法人学び方を学ぶプロジェクト理事、特定非営利活動法人ぐんまHolistic Health College監事、教育ICTコンサルタント、メンタルコーチ、リテラシーコーチ、元高校教師、教師だった経験を生かし、東京秋葉原を拠点にセミナー、セッション、講演、コンサル、開発、執筆活動中。
おすすめ